それでも少女は 少年を恋していたのです
どんなかたちでも
『異端』の自分に触れてくれる存在
素っ気なくとも 名前を読んでくれる声音

いつまで続くものでもない 歪な関係だからこそ
思い出が少しでも幸せなものになるようにと
少女は ただただ少年を恋していました



たとえ贈り主に気付いていなくとも
彼が 自分のプレゼントを身につけてくれていることに
少女は深い幸福を感じました




いつ出てくるかも分からない少年を待ちながら
少女は 先日の授業を思い出していました

−生物は種の保存のために生きている
 DNAの乗り物である

それならば
子を生すことのできない自分は
なんのために生きているのだろう?

+マエ+ + モドル +ツギ+


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